言葉遊びの入門に適す。広くは歌俳など定型詩もこれの仲間である。

3 音数遊び系 おんすうあそびけい

 

音節数をあらかじめ決めておく、つまり音標表現の範囲に一定の制限を加える類の遊戯系を〈音数遊び〉という。和歌〈狂歌〉〈都々逸〉俳句〈川柳〉は言うに及ばず、電話番号やバーコードナンバーなども形態上は定数仕立の音数系に属する。

わが国の古典的音数遊びでは五七調の音韻をそなえたものが主流である。しかし最近の〈音数遊び〉は、西欧系言語遊戯の影響で、亜流まで含めると非常に多彩である。あるいは、音数系以外のアクロスティック系、洒落系、謎なぞ系、連想遊び系などと合成された、二重制約、三重制約を課した複雑な内容のものが増えている。ここではそれらのうち、遊戯の基本となるものを取り上げてある。

 

 

3 音数遊び系の目録(五十音順)

数え唱え      

教訓歌

クリスクロス

クロスワードパズル

言葉の魔方陣

七五連詞

七五調詞章

図形詩

ダブレット

積み上げことば

詰字解き

魔方陣

四字変成語

 

 

数え唱え かぞえどなえ 

五・十・百といった数を数えるのに、数詞を直接用いずに、覚えやすい語句になぞって唱えるものを〈数え唱え〉という。数珠の玉数を数えるのに事寄せて、古くは〈数珠詞(じゅずことば)〉といった。

〈数え唱え〉には、豆粒など多数あるものを数えさばくのに便利なように、五十、百といった単位で言い切ってしまう長い詞も含まれる。

かつては十まで物を数えるのに「ひ・ふ・み・よ・い・む・な・やぁ・こ・とぅ」と、一音区切りの詞を使った。〈数え唱え〉の場合だと、「いち・にぃ・さん…」のように複数音とせず、一音区切りをもって成るのが普通。ただし、この類のうち「ちゅう・ちゅう・たこ・かい・な」だけは例外である。

【例】

五つ数え

ちゅう() ちゅう() たこ() かい() ()

十数え(全五十数え)

▽だ る ま さ ん が こ ろ ん だ 

▽ぼ ん さ ん が へ を こ い た 

▽つ る と か め ま ひ あ  そ ぶ 

▽い り く る た か ら の ふ ね

▽え び す だ い こ く さ ま よ(これで五十)

二十数え

▽あ け ま し て お め で と う 

 ま け ま し て お き の ど く(これで二十)

百数え「七福神」                  荻生作

だ る ま さ ん が こ ろ ん だ

た か ら ぶ ね が ご ざ つ た

べ ん て ん が へ を こ い た

だ い こ く て ん が あ お る

び しゃも ん が は な つ ま む

ふ く ろ く が そ つ ぽ む く

ほ て い は ふ く れ た つ ら

じゅろ う じ ん こ し ぬ か す

え び す さ ん が わ ろ う た

こ き ま し て お め で と う

数詞合わせ

イチジク ニンジン サンショに シイタケ

ゴボウに ムクロジュ ナナクサ ハツタケ

キュウリに トウガン

 

教訓歌 きょうくんか 

 人生や日常の教訓の指針となる内容を盛り込んだ歌。昔の日めくりや暦等に日常生活への指針を込めてよく載っていた。

酒屋などから店名入りの宣伝用品が多く、図例のように、「火の用心」「家内安全」などの主題を掲げ、寄せ集め連作を並べる手法もとられた。

〈教訓歌〉は人目を引くため畳語形式に仕立てたものが目立つ。

【例】

教訓歌雜載

▽人は城 人は石垣 人は堀 情けは味方 讎は敵なり  武田信玄

堪忍のなる堪忍が堪忍かならぬ堪忍するが堪忍 伝承

▽三度炊く米さへこはし柔らかし思いのままにならぬ世の中 伝承

 

クリスクロス crisscross

指定された語群から単語を一つずつ選び出し、出題枡目の中へはめ込んで全体を完成させてゆく遊びを〈クリスクロス〉または「スケルトン」という。

体裁は〈クロスワードパズル〉に似ているが、こちらは入れるべき語が明らかにされているものの、入れるべき場所が課題である。あたかも言葉のジグソーパズルといったところであろう。

クリスクロスもアメリカ発祥で、クロスワード同様にパズルに属し、言語遊戯ではない。具体的な内容については、&『パズル遊びへの招待』高木茂男著「日本県名クリスクロス」に詳しい。

 

クロスワードパズル crossword puzzle 

碁盤目のような方形を縦横にめぐらし、ヒントによって選んだ言葉を挿入し空白を埋め尽くす遊びを〈クロスワードパズル〉という。中の虫食い(文字を入れない)は黒く塗りつぶしてあり、文字の入る枡は縦横がどこかで必ず交差している。

わが国でもすっかり普及したパズルだが、発祥は19世紀中期、アメリカの児童雑誌に単純なものが掲載された。これをアーサー・ウィンという人が大人向けに改良し、1913年頃から『ニューヨーク・ワールド』紙の日曜版に連載し話題をさらった。

現在、新聞・雑誌に出題されているクロスワードはかなり複雑多様化し、何通りかの回答が得られるように作為的に作られる。正解には賞として金品を提供、この分野でのマニアを増やしている。

 言お断りしておくが、クロスワードパズルは文字通りゲームパズルであって、言葉遊びではない。言葉遊びの一面はそなえているものの、あくまでも射倖性を伴った当て物である。

また半世紀ほど前わが国で読売新聞が流行らせた「ボナンザグラム」という当て物もクロスワードの姉妹パズルである。したがって、創作性を重視する本来の〈言葉遊び〉とは一線を画すべき存在なのである。

《参考》

クロスワード第一号        荻生筆

 今でこそ知らない人のいないクロスワードだが、歴史そのものは1世紀ほど。1913年十二月二十一日付『ニューヨーク・ワールド』紙の日曜版付録「ファン」に掲載の左掲のものが第一号と公認されている。

&『パズル遊びへの招待』を資料に作成

 

言葉の魔方陣 ことばのまほうじん 

「魔方陣」そのものは数学パズル用語で、縦横いずれの行の数字もそれぞれ和が等しくなるように配した数列をいう。その手法を文字遊びに応用したのが〈言葉の魔方陣〉である。

アルファベットの組み合わせで語が作られる西欧諸国では、古くから各種言葉の魔方陣、すなわちワードスクエアが宮廷を中心に創案され発達してきた。

  日本語のそれは平仮名魔方陣が普通であり、縦(上→下)、横(右→左)二方向どの行の単語も意味をもつものにすることが条件付けられている。

 語音数が多く難解なものは、ヒントとして、あらかじめ枡の中に何文字か顕示(あらわ)しておく方法がとられる。

【例】

野保台詩(やぼだいし)

 『日本近代歌謡史』上より

*魔方陣を型どった戯詩で、その名のように〈野馬台詩〉に擬して作られている。幕末も安政ころに摺られたと思われる一枚摺りの作品である。

 ヒントに各魔方陣四方向四度読みであることが示され、かつ、図に見るように振り仮名が付いているので、比較的判読しやすい。ちなみに途中まで解読してみると、

  異国船 東国ヘ来ツテ 治国変 乱国成ル

伊世(阿部伊勢守)殿 於世輪 取世茂 遣

  世無シ 法図無シ 指図達 寐図ニ居テ 心図海…

平仮名魔方陣(三方向)                                          荻生作

  御 蔬    ね

 

岬 船 菜 敵 重

 

     晦日

 

     無沙汰

 

     寝息

*二方向のみならず斜め方向を加えることで難度が増す。

三字成語七種(ななくさ)方陣(漢字三方向)                                               荻生作

④ ⑤ ⑥ ⑦     ①しゅくはいよい         

       ②ひざけのみ   

             ③わかのうたげ

          ④いわいざけのえん                 

            ⑤いわいびより

            ⑥はいしゅのう           

            ⑦すいいんのえん 

*九つの文字の中央には熟語の中核となる文字を据えるのがコツ。七筋読みともなると、見た目は簡単なようでかなり作りにくい。

 

七五連詞 しちごれんし 〈七五連詞〉は、七五調の音韻を繰り返しながら叙述していく日本語ならではの詩文である。つづりの長さ自体には制限がない。韻を正しく踏んだリズム感が生命であり、代表的なものに「長歌」(語順からは五七連詩)や「新体詩」がある。

【例】

老翁の風吟                                                      周勝平作

おもへはむかし そのむかし 君が寝ぼけし 寝言には/浮世の穴を うかちたり 金魚あたまの 堅学者/唐人めかす 享保学 団子の如き 肝をけし/其後味噌ては なけれとも 四方の赤とて 世の中の/皆人毎に もてはやし 貞柳風を 見やぶりて/江戸紫の たはれ歌 はしめて詠し 其中に… &『妙妙奇談』文政頃の成立

新体詩

   第三 明治十五年の四月墨田川原に花を見て            美妙斎主人

    藤原信尋公の歌「きてみれば、武蔵の国の江戸からは、北と東の隅田川哉。」

来て見れば、武蔵の国の江戸からは、/北と東のすみだ川。歌仙桜の(うも)れにし、/それさへあるに、大比叡(ひえ)の 高峯(たかね)に咲ける(ちご)(ざくら)、/(はな)盗人(ぬすびと)に盗まれて、()しや二八の春かとよ、/彼岸(ひがん)(ざくら)の行きたりし それを思へば、(ここ)もまた、/そぞろ昔の事どもを、(しの)ぶが(おか)といふべけれ。」(後略)

孝女白菊の歌                                          落合直文作詞

♪阿蘇の山里 秋()けて 眺め寂しき夕まぐれ/何処(いずこ)の寺の鐘ならん 諸行無常と告げ渡る/折しも一人(かど)に出て 父を待つなる少女(をとめ)あり/年は十四の春あさく 色香ふくめるその(さま)は/梅か桜か分かねども 末頼もしく見えにけり/父は(さき)つ日遊猟(かり)に出て (いま)(なお)音信(おとづれ)無しとかや/軒に落ち来る木の葉にも かけいの水の響きにも/父や帰るとうたがわれ 夜な夜な眠る(ひま)もなし(後略)

&『東洋学芸雑誌』明治二十一年

春まだ浅く                                             石川啄木作詞

♪春まだ浅く月若く/生命(いのち)の森の夜の香に/あくがれ出でて我が(たま)の/夢むるともなく夢むれば/狭霧の彼方その(かみ)の/のぞみは遠くたゆたいぬ

*昭和十一年の日活映画「情熱の啄木」主題歌。詞は啄木の自作品を用いてある。

椰子の実                                             島崎藤村作詞

♪名も知らぬ 遠き島より/流れ拠る 椰子の実一つ/故郷(ふるさと)の岸を離れて (なれ)はそも 波に幾月/(もと)の樹は 生いや茂れる/枝はなお 影をやなせる/われもまた 渚を枕/孤身(ひとりみ)の 浮寝の旅ぞ/実をとりて 胸にあつれば/新たなり 流離の(うれい) ──昭和十一年にNHKで放送)

近代詩                                              金子みすゞ詞

お汽車の窓の

せみしぐれ。

ひとりの旅の

夕ぐれに、

(まなこ)とぢれば

眼のなかに、

金とみどりの

ゆりが咲き、

&自家詩集『蝉しぐれ』

 

七五調詞章

 七音句と五音句とが交互に連なり詞章を形作るものを〈七五調詞章〉という。古典文学等にあまた見られる形式で、現代では踏襲されることが少ない。

「七五調」そのものは日本語詩文を代表する長音技法 (似た用語「五七調」は長歌に見るように音出しが五音で始まる韻文)。この七五の音律を繰り返し続けることで、日本語ならではの優美なリズムが演出される。レトロ感覚の詩文をつづるのにぴったりのスタイルである。リズムの面白みが生かせるという利点はあるが、時代がかった印象は避けられない。

【例】

鯰がどーんと目覚めるぞ                                    荻生作

花の都というけれど

この東京の真ッ下に

ドでかい鯰が眠ってる

深い眠りが浅くなり

もぞもぞむずとフテ寝から

目覚める日をばうかがいつ

「今何どきだ、起きるかな」

その前一つ大のびし

鯰の怖さ見せてやろ

ひげ腹を打ち 腹波を打つ

大地の揺らぎ見せてやろ

 地震鯰の錦絵守札〔埼玉県立博物館〕 

 

図形詩 ずけいし 

文字または文字列を自由に配し、絵やデザインを描くものを〈図形詩〉という。

詩とはいえ、内容は多分に言語遊戯的な視覚化遊びで、音数操作が基調になっている。

図形詩はルイス・キャロルの作品など欧字ものが本場で、それに比べ日本文字では実験詩などに散見できる程度である。強いてあげるなら、折句古典に見る〈双六盤歌〉〈碁盤歌〉あるいは〈木綿(ゆう)襷〉などがこれに該当する。

【例】

結銭木之図                                                     海賀変哲筆

*次の一文と図は&『日本文学遊戯大全』からの引用である。

或る時、徳川家康は小姓衆に、お前たちは金のなる木を知つてゐるかときいた。小姓衆は一同口を揃へて存じませんと申し上げると然らば教へてやらうと云つて筆を執り、

  よろづ程のよ木じひふか木しやうぢ木

と書き、常にこれを信仰してゐると、必ず富貴になれると云つた。細川三斎(1645)これを見て、左右へかく枝を添へてはいかゞでござりませうと云ふと、家康も大いに感心して一同に写し取らせたといふのが、この結銭木之図である。

戯笑画「金のなる木」

*前掲に擬して何人かの江戸絵師が類画を描いている。本稿冒頭の「文芸遊戯の系統」中の〈音数遊び系〉に付けた図もその数ある類の一つ。

折句三十二首による旭日形                                       海賀変哲筆

*次図と文も&『日本文学遊戯大全』からの引用。

小沢芦庵は天明八年(1788)京都の大火に焼け出され、太秦の十輪院に仮宅して三年にもなつた。後生を願って阿弥陀不都の折句三十二首を作り、阿字を冠にして旭日形に描いた。

 小沢芦庵作「旭日形阿弥陀仏」 仏を示す阿字を中心に旭日の来光が放射線状に伸び尊厳を象徴している。

詩学誌の図形戯詩〔『機械座』昭和二年十月号の表紙〕図は潜水艦の内部を図解したもの。各部の呼称を視覚的に横文字で配したネオ・ダダイズム標榜の図形詩である。

 ダブレットdoublet

英国の数学者で詩人のルイス・キャロル(183298)は言葉遊びの天才ともいわれ、数々の遊戯を創作している。そのうちのひとつに〈ダブレット〉があり、日本語では「姉妹語」と訳されたこともある。

ダブレットは、①ある単語を、②同じ字数で、③一回に一文字ずつ、④それぞれ意味をもつ単語として、⑤最終的にまったくつづりの異なる他の単語に変形させていく、という遊戯である。さらにもう一項を加えるなら、⑥はじめと終りの語句同士は互いに関連の深いものであること、が条件になる。

さらにその上に付帯すべき条件がある。たとえばBOYからMANへと変える場合、何通りかの手順がある。ここでBOY→BY→AY→MAのように三回変換で終了する。このように回数が最少であることが必須である。

ダブレットは英語に限らず、日本語を用いても出来る。

【例】

英単語⑴から憎しみ L・キャロル作

E E E E E 

 

V V V V→T

 

O O→A A A 

 

L→C C→H H 

 

英単語⑵から                                          L・キャロル作

 

K K K K K→E E E 

 

C→N N N N N N→T 

 

A A→I I I I I I 

 

L L L L→H H H H 

 

B B B→C C C→W W 

 

和単語、から稲荷(平仮名横書き、五回変換)                荻生作

 

き→は は→い い い

 

つ つ つ つ→な な

 

ね ね→か か か→り

 

〔難解ダブレット〕

ダブレットでは、当然のことながら、字数が一字増すごとに難度が高まり変換に要する回数も多くなる。したがって、グループ遊戯で出題形式をとる場合は効率の良さをも念頭において、

  最初の語と変形完了時の語を明示し

  途中回数分の枡目を設けて記入式の設定とし

  必要に応じてヒントを与える

という配慮が、解答への道筋をつけ、参加者の挑戦意欲を誘うためにも大切なことである。

次に具体的な作例を示そう。

「桜見る」から「吉野山」へ (平仮名横書き 八 回変換)       荻生作

レイアウト崩れ

 

            

 

  ↓  (変換8回目)

 

       

 

(解答)

 

        

 

        

 

        

 

 

 

                

 

                 

 

            

 

            

 

積み上げことば つみあげことば 

意味のある語句を一字ずつ増やしていく遊びを〈積み上げ言葉〉という。縦横どちらでも挑戦できるが、横組みの場合、あたかも積み木細工のような整然とした形になる。児童向けの遊びに多い。

なお「積み上げことば」の命名はイラスト

レーターの和田誠による。

【例】

近代「手まりうた」より                                      東京の伝承

伊勢伊勢伊勢

新潟新潟伊勢新潟

三河三河伊勢新潟三河

信州信州伊勢新潟三河信州

神戸神戸伊勢新潟三河信州神戸

武蔵武蔵伊勢新潟三河信州神戸武蔵名古屋

名古屋名古屋伊勢新潟三河信州神戸武蔵名古屋

函館函館伊勢新潟三河信州神戸武蔵名古屋函館

九州九州伊勢新潟三河信州神戸武蔵名古屋函館九州

東京東京伊勢新潟三河信州神戸武蔵名古屋函館九州東京  &『ことばのこばこ』 

積み上げ賀状挨拶                                                荻生作

さに

あわせ

んきまで

だやかです

ぐみあれかし

あうひとびとに

きあたらしのはる

ちやまゆきおいのる

*積み上げことば+アクロスティック。終句、内山幸雄は荻生の本名である。 

 

詰字解き つめじとき 

現在の〈クロスワードパズル〉の日本での始祖が〈詰字解き〉である。明治十五(1882)年に歌人正岡子規が次の出題を試みた。

○○○○○ (タケ)ノ名

 ○○○○  木ニテ製シタル食物ヲ入ル器

 ○○○   長ク坐スルト生スル物

 ○○    蛇ノ類

 ○     人ノ生身ニアル物

        ()  シメシタケ

                   メシビツ

           シビレ

           タツ

           ケ    

*縦・横いずれも同語。

&戯多々々(げたげた)珍誌(ちんし)

 

魔方陣 まほうじん 

 正方形に三以上の枠を組み、各方陣の縦・横・斜めの数が等しくなるよう枠内に数字を書き入れる算術遊戯を「魔方陣」といっている。

本来は算術遊戯であったが、言葉遊びでは数字の代わりに文字を組み入れて、各方向で熟語になりうる構成を作る。

一見して簡単なようでなかなか一筋縄ではいかない。

 各種魔方陣のうち一パターン 

【例】

 

四字変成語 よんじへんせいせいご 

この〈四字変成語〉は在来の「四字熟語」の捩りで、自家製の作品であることが条件になる。

もともと四字熟語は漢詩漢文を源とし漢字四文字をつづって熟語としたもの。まとまった意味をもつ成句で、東洋思想の象徴的表現でもある。

中国から移入した四字熟語は、和製のものも含めおびただしい数が存在する。つまり四字変成語化する捩り材料に事欠かない。

材料に使う四字熟語は直ちにわかるような有名句であることが条件になる。

漢字「四字熟語」作成フラッシュゲーム〔頑固GTP400の断末魔期高齢者憲坊法師の徒然草 - Yahoo!ブログより〕

【例】

四字変成語四作                                                  荻生作

▽月下瓢飲←月下氷人(心、風流酒機嫌)

▽貧孝褒声←品行方正(心、字意の通り)

▽媚人博名←美人薄命(心、売名上手だか)

▽羞恥肉淋←酒池肉林(心、インポテンツ)

*漢字でつづる社会戯評といったところ。四字成語辞典などを参照すると材料はいくらでも集められる。

四字変成広告文

危機百髪/この頃、抜け毛が多くなったんじゃないか。/カネボウ化粧品・ヘアリパワーNEW &『新潮45』2004年三月号