童心をどこかへ置き忘れた大人にうるおいのメロディ、いとおしくいざなう

 

Ch.10  童 謡

 

 

 

Ch.10 童謡 目録 (五十音順) 


アニメ歌謡 絵描き歌 おいわいの歌 お手玉唄 お友だちの歌 お話歌 おぼえ

うた 外国の歌 かぞえうた 子守歌 四季の歌 自然の歌 児童歌曲 ダンスう

た 手鞠唄 動物の歌 童謡 童話歌 遊戯歌 幼年唱歌 リズムうた わらべう

た こどものかえうた〔高学年用〕 

 

 

アニメ歌謡 あにめかよう

 人気アニメから生まれた童謡。

【例歌】

のらくろの唄       田川水泡原作

♪黒いからだに 大きな目 

 陽気に元気に 生き生きと

 少年倶楽部の のらくろは

 いつもみんなを 笑わせる

♪もとは宿無し ノラ犬も

 いまでは 猛犬連隊で

 音に聞こえた 人気者

 笑いのてがら 数知れず

♪いくさに出れば そのたびに

 働きぶりも めざましく

 どんどんふえる 首の星

 すえは大将 元帥か

♪ぼくらは のらくろ大好きよ

 笑いの砲弾 爆弾で

 日本国中 にこにこと

 のらくろバンザイ バンバンザイ

[メモ] 戦前、田川水泡原作の漫画をもとに

この歌詞も作られ発表された。

 のらくろ 田川水泡の直筆画色紙

 

YOU TUBE

 

赤鬼と青鬼のタンゴ

アラレちゃん

宇宙戦艦ヤマト

おばけQ太郎

おもいでぼろぼろ

風といっしょに

銀河鉄道999

クレヨンしんちゃん

幻魔大戦 光の天使

子鹿のバンビ 

全裸マンの歌 

パラダイス銀河

火の鳥

へんしん!おでかけマン

ミクロイドS

めざせポケモンマスター

もののけ

 

絵描き歌 えかきうた 

文字で絵を書く手順を詞につづった遊びとその作品を〈絵描き歌〉という。〈おぼえうた〉としても通用する。

昭和期前半に全国的流行をみたが、現在ではあまり見られなくなった。子供達の遊び場であった未舗装の路地横丁と、地面の絵描き具であった蝋石(ろうせき)が姿を消すとともに、絵描き歌も衰微したようである。

【例歌】

YOU TUBE

すうじのうた        夢 虹二詞

♪数字の1は なーに

 工場の えんとつ

♪数字の2は なーに

 お池の がちょう

♪数字の3は なーに

 赤ちゃんの お耳

♪数字の4は なーに

 かかしの 弓矢

♪数字の5は なーに

 お家の 鍵よ

♪数字の6は なーに

 たぬきの お腹

♪数字の7は なーに

 こわれた ラッパ

♪数字の8は なーに

 棚の ダルマ

♪数字の9は なーに

 おたまじゃくし

♪数字の10は なーに

 えんとつと お月さま

[メモ] 1から10まで算用数字の形を材料に類似する身近なものに例えて覚えやすくしてある。

 にほんの絵かきうた』より、荻生待也編著『遊辞苑』所収

 

YOU TUBE

 

コックさん

たこにゅうどう

どうぶつえかきうた

ドラえもん えかきうた *

ハローキティのえかきうた

へのへのもへじ *

 

お祝いの歌 おいわいのうた

【例歌】

お正月           東 くめ詞

♪もういくつねると お正月 

 お正月には 凧あげて

 こまをまわして 遊びましょう

 はやく来い来い お正月

♪もういくつねると お正月 

 お正月には まりついて

 おいばねついて 遊びましょう

 はやく来い来い お正月

──童謡、明治三十四年『幼稚園唱歌』

 

YOU TUBE   

 

うれしいひな祭り

お正月

こいのぼり

せいくらべ

 

お手玉唄 おてだまうた

寄せお手玉

♪お一つ

 お二つ

 お左

 だりわかれ

 お手つき

♪玉よせ

 お手のせ

 おちりんこ

 お返し­

 小さい橋

 大きい橋

 おしまい

──童唄、伝承

【例歌】

 

YOU TUBE

 

おこんめ (京都府のお手玉唄)

お手玉わらべうた

おばあちゃんのお手玉数え歌

 

お友だちの歌 おともだちのうた

【例歌】

じゃんけんぽん      葛原しげる詞

♪じゃんけんぽんよ

 あいこでしょ

 あらあらだめよ 

 もういちど

 じゃんけんぽんよ

 まだだめよ

 なんべん やっても

 きまらない

♪じゃんけんぽんよ

 あいこでしょ

 あらあらだめよ 

 いしかみじゃん

 あらあらどなた

 そのはさみ

 はさみが おにに

 きまった

──童謡、発表年未詳

 

YOU TUBE

 

あくしゅでこんにちは

サッちゃん

友だち讃歌

チンチンポンポン

とんとんともだち *

ないしょ話 

仲よし小道

みんなで作ろう 

 

お話唄 おはなしうた

わらべ唄の一系統で、大人向けの〈物語唄〉やバラードに当る。

 手鞠唄や羽根突き唄など、長く連続する遊戯唄に多い。長い詞に伴い、内容がくるくる変っていく「連鎖唄」構成になっているのも特徴である。

【例歌】            

YOU TUBE

ひーらいたひーらいた

♪一 ひーらいたひーらいた なんのはながひーらいた れんげの花がひーらいた ひーらいたとおもつたら いーつのまーにかつーぼんだ

 二 つーぼんだつーぼんだ なんのはながつーぼんだ れんげの花がつーぼんだ つーぼんだとおもったら いーつのまーにかひーらいた (一へ戻り繰り返す)

──わらべ唄、全国的に伝承

[メモ] この歌の形式を「終わりのない歌といっている。

 蓮華の花〔東京風俗志〕

YOU TUBE

お山の杉の子       吉田テフ子詞

♪むかしむかしの そのむかし

 椎の木林の すぐそばに

 小さなお山が あったとさ あったとさ

 まるまる坊主の 禿山(はげやま)

 いつでもみんなの 笑いもの

 「これこれ杉の子 起きなさい」

 お日さまニコニコ 声かけた 声かけた

()()()()()()()

 八日 九日 十日たち

 ニョッキリ芽が出る 山の上 山の上

 小さな杉の子 顔出して

 「はいはいお日さま 今日は」

 これを(なが)めた 椎の木は

 アッハハの アッハハと 大笑い 大笑い

♪「こんなチビ助 何になる」

 びっくり仰天(ぎょうてん) 杉の子は

     おもわずお首を ひっこめた ひっこめた

 ひっこめながらも 考えた

 「何の負けるか いまにみろ

 大きくなって 皆のため

 お役に立って みせまする みせまする」

♪ラジオ体操 ほがらかに

 子供は元気で 伸びてゆく

 むかしむかしの 禿山は 禿山は

 いまでは立派な 杉山だ

 誰でも感心 するような

 強く 大きく (たくま)しい

 椎の木見おろす 大杉だ 大杉だ

♪大きな杉は 何になる

 お舟の帆柱(ほばしら) 梯子段(はしごだん)

 とんとん大工さん たてる家 たてる家

 本箱 お机 下駄(げた) 足駄(あしだ)

 おいしいお弁当 食べる(はし)

 鉛筆 筆入(ふでいれ) そのほかに

 たのしや まだまだ 役に立つ 役に立つ

♪さあさ 負けるな 杉の木に

 すくすく伸びろよ みな伸びろ

 スポーツわすれず 頑張って 頑張って

 すべてに立派な 人となり

 正しい生活 ひとすじに

 明るい 楽しい このお国

 わが日本を づくりましょう つくりましょう

──童謡、昭和十九年発表

[メモ] 小国民家懸賞応募の第一位入賞歌。審査員の一人サトウハチローが一部手直ししてヒット作に仕上げた。 

YOU TUBE

お月様いくつ おつきさまいくつ  

♪お月様 いくつ

十三 ななァつ

まだ年ゃ 若いね

あの子を生んで

この子を生んで

(だアれ)に抱かしょ

(まん)に抱かしょ

お万はどこに行った

(あァぶら)買いに 茶ァ買いに

油屋の前で

滑って 転んで

油一升こゥぼした

その油どうした

太郎どんの犬と

次郎どんの犬と

みんな()めてしまった

その犬どうした

()っ殺してしまった

その皮どうした

太鼓に張ってしまった

其の太鼓どうした

つん()うしてしまった

その灰どうした

瓜のこやしにしちまった

その瓜どうした

街道通る比丘尼(びくに)

うンまいとって 取っちゃ食い

まずいとって 取っちゃ食い

みんな食ってしまった

その比丘尼どうした

高い山へ登って

茱萸(ぐみ)取って 食うとって

顔へ(とげ) 突っ立てて

針でも抜けず

釘抜(くぎぬき)でも抜けず

閻魔(えんま)さまの鉤鼻(かぎばな)

えんやらやっと 引ん抜いた

──わらべ唄、近代まで伝承、『日本童謡事典』

[メモ] 話の内容がくるくる変わる物語形式の催眠唄の例。

 

YOU TUBE

 

あわて床屋

およげたいやきくん

たなばたさま

珍念さん

ないしょ話

はらぺこあおむし *

 

おぼえうた

【例歌】

指のうた          作詞者未詳

♪これは 私の

 父さま えらい方

 これは 私の

 母さま やさしい方よ

♪これは 私の

 兄さま 背が高い

 これは 私の

 姉さま 親切よ

♪これは 私の

 にこにこ 赤ちゃん

 みんな 私の

 お家の 方よ

──童謡、NHKラジオ放送「幼児の時間」で放送

 

[メモ] 親指から小指まで、指の呼称を特徴づけているが、歌詞中に抽象的な表現が含まれ幼児にはわかりづらかろう。

 

YOU TUBE

 

五十音

すうじの歌

はみがきのうた

ようかい体操第一

 

外国の歌 がいこくのうた

【例歌】

ぶんぶんぶん    原曲はボヘミア民謡           村野四郎訳詞

♪ぶんぶんぶん はちが とぶ

 お池の まわりに

 野ばらが さいたよ

 ぶんぶんぶん はちが とぶ

♪ぶんぶんぶん はちが とぶ

 あさつゆ きらきら

 野ばらが ゆれるよ

 ぶんぶんぶん はちが とぶ

──童謡

[メモ] リズミカルな連想で早く覚えられる詞に仕上げてある。

 

かぞえうた

【例歌】

一本でもにんじん      前田利博詞

♪一本でも にんじん

 二足でもサンダル

 三そうでもヨット

 四つぶでも ごま塩

 五台でもロケット

 六羽でも七面鳥

 七匹でも蜂

 八頭でも くじら

 九杯でもジュース

 十個でも いちご

♪いちご にんじん サンダル ヨット

 ごましお ロケット 七面鳥

 蜂 くじら ジュース

♪一本 二足 三そう 四つぶ

 五台 六羽 七匹

 八頭 九杯 十個

──童謡

[メモ] 数え歌と言葉遊び唄を合体させたもの。

 

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一年中のうた

おふろのかぞえうた

数えうた *ピアノ・ソロ、唄なし

数え歌 *池田綾子

 

子守歌 こもりうた

 子守のとき歌われる歌謡で、全国津々浦々に発生している。本来「わらべ唄」の一種ではあるが、大人の子守の手を経て、民謡により近いものへと進化の傾向が見える。

〈子守唄〉は母親や乳母が赤子のためにうたってくれる最初の唄。これの歴史は古く、詞の中身も色とりどりである。

 【例歌】

鎌倉時代末期の子守歌 かまくらじだいまつきのこもりうた

寐入れ寐入れ小法師、縁の下に、むく犬の候ぞ、梅の木の下には、目きららのさぶらふぞ、ねんねん法師に緒をつけて、ろろ法師に引かせう、ろろ法師に緒をつけて、ねんねん法師に引かせう。御乳母(めのと)何処(どこ)ぞ、道々の小川へ繦褓濯(むつきすま)しに、ねんねんねんねんろろろろ、梅の木の下には、目きららのさぶらふぞ。

──子守歌、鎌倉時代成、『聖徳太子伝』巻一(岡田希雄筆、『歴史と地理』昭和二年正月号)

[メモ] 「目きらら」とは江戸時代の百物語に出てくる妖怪。つまりこの歌は、早く寝ないと怖い目にあいまするぞ、と赤子に語りかけているのである。

蓮如上人の子守唄〔京都〕 れんによしようにんのこもりうた

やしようめ〳〵。京の町のやしようめ。うつゝるものをみしようめ。坊門(ばうもん)(まち)にうる物。くさいかもちはしろくて。一くちなれどてうほう。在京人(ざいきやうじん)のめのどく。九条の町まであもといふらとほるは。すや殿のことかや。みせへだいてちきうり。いたゞいてよみうり。山城国の国から診てでうる物。きうりほそね。しろうりなすび。ひしやくかうもり。あごたうり。からうりにひめうり。さこそ味のあるらめ。なうらう。にてうらう。大こんうらう。かはほねかぶらうらう。ふきうらう。おあへめせといふこゑ。しほなくぞきこゑた。とつころうらん。(後略)

──子守歌、近代に採録、『わらべうた民謡大全』

[メモ] 出典の注記に、「京都市丸太町通掘河西へ入る順興寺といふ、真宗の末寺に、此の子守唄保存しありと。」

ゆりかごのうた       北原白秋詞

♪ゆりかごの うたを

 カナリヤが うたうよ

 ねんねこ ねんねこ ねんねこよ

♪ゆりかごの うえに

 びわの みが ゆれるよ

 ねんねこ ねんねこ ねんねこよ

♪ゆりかごの つなを

 きねずみが ゆするよ

 ねんねこ ねんねこ ねんねこよ

♪ゆりかごの ゆめに

 きいろい つきが かかるよ

 ねんねこ ねんねこ ねんねこよ

 ねんねこ ねんねこ ねんねこよ

YOU TUBE

ねんねころいち〔奈良〕 

♪ねんねころいち、天満の市は、大根揃へて舟に積む、舟に積んだら何処(どこ)行きやる、木津(きづ)難波(なんば)の橋の下、橋の下には(かもめ)が居よる、かもめとりたや網ほしや、網がゆら〳〵由良の助。

──子守唄、近代に大和地方で採録、『わらべ唄民謡大全』

[メモ] 尻取り構成。この例のように、子守唄やわらべ唄と何らかの言葉遊び技法との組み合わせはきわめて多い。

子守唄〔長野県上田地方〕 こもりうた

♪ネン〳〵猫さん鼠とる、隣の後家さん鐘たゝく。

♪ネン〳〵猫の(けつ)へ蟹が這ひこんだア、ヤうとこ引だしたら又はひ込んだア。

──子守唄、近代に採録、『わらべ唄民謡大全』

[メモ] この歌詞は子守のための歌、というよりはあやし手が自分の退屈しのぎにうたうような歌詞である。こういう赤児のためにならないような内容の例が、子守唄には少なくない。

 

YOU TUBE

 

五木の子守唄

越後の子守唄

江戸子守唄

大阪の子守唄

岡崎地方の子守唄

おやすみなさい

悲しき子守唄

軍国子守唄

島原地方の子守唄

竹田の子守唄

中国地方の子守唄

ねむの木の子守唄

ねんねこぼっちゃん

飛騨の子守唄

宮古の子守唄

最上地方の子守唄

ゆりか

 

四季の歌 しきのうた

四季折々の、その季節を感じさせる童謡。

【例歌】

菊の花           小林愛夫詞

♪きれいな花よ

 菊の 花

 白や 黄色の

 菊の 花

♪けだかい 花よ

 菊の 花

 あおぐ ごもんの

 菊の 花

♪日本の 秋を

 かざる 花

 きよい かおりの

 菊の 花

──童謡、昭和十六年『うたのほん』下

[メモ] 皇室の菊花御紋を讃えているくだりは、作られた時代を反映している。

 

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アイスクリームの歌

あきがあっきた

秋の子

鯉のぼり

十五夜お月さん

たきび

まっかな秋

樅の木

 

自然の歌 しぜんのうた

【例歌】

夕 立           作詞者未詳

♪ごろごろ なるのは 雷よ

 ぴかぴか ひかるは いなびかり

 ざーざー ふるのは 夕立よ

 ざーざーざーさー ぴかぴかぴかぴか ご

 ろごろごろごろ

 (2回繰り返し)

──童謡、写声機平円盤「美音の栞」(第四七八一七号)

お星さま          都筑益世詞

♪お星さま ピカリ お話してる

 小さな声で かわいい声で

 お話してる

♪お星さま ピカリ おでんわかけた

 あの子にこの子 よい子はどの子

 おでんわかけた

♪お星さま ピカリ すずしいかぜも

 おうたをうたう たのしいうたを

 お星さま ピカリ

──童謡、昭和二十三年「NHKうたのおばさん」

 うたのおばさん 松田トシ(昭和三十一年)

 

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朝 顔

お月さんと坊や

ことりのうた

里ごころ

月の砂漠

流れ星

見てござる

みどりのそよ風

山のワルツ

 

児童歌曲 じどうかきょく

【例歌】

春の野         田辺友三郎作詞

一 ましろに、みえし、ゆき、きえて、

  のは、おもしろく、なりにけり。

  草も、はえ、木も、めばり、

  ひばりなき、ちょうも、とぶ。

  ふくとも、みえぬ、春かぜを、

  なびく、やなぎに、しるばかり。

二 いつかと、まちし、花さきて、

  日も、あたたかに、なりにけり。

  とも、さそい、かご、さげて、

  すみれ、つみ、れんげ、とり、

  あそぶも、たのし、春の、のに、

  ながき、ひかげの、うつるまで。

──童謡、明治三十四年発表、『幼年唱歌』

[メモ] 今ではセピア色に霞んだ詞がかえってロマンを感じさせるではないか。

花嫁人形 

 

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赤い鳥小鳥 

赤い花白い花

あの町この町

 郵便切手にもなった「あの町この町」

かやの木山 

砂 山 

 

 

山口さんちのツトム君

りんごのひとりごと

 

ダンスうた

【例歌】

チャチャチャのリズムで   横山太郎詞

♪チャチャチャのリズムで

 チャチャチャ

 チャチャチャのリズムで

 チャチャチャ

 たのしいリズムで

 ようきな手拍子

 ホラ いっしょに

 チャチャチャ

♪チャチャチャのリズムで

 チャチャチャ

 チャチャチャのリズムで

 チャチャチャ

 あかるいうた声

 ようきな手拍子

 ホラ いっしょに

 チャチャチャ

──童謡

[メモ] 本来は〈リズムうた〉だが、ダンス音楽として指導するのに適している。

 

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エビカニクス/ケロポンズ

だんご3兄弟

ちびっこマーチ

 

手鞠唄 てまりうた  

手鞠を突きながら拍子を合わせてうたう歌。

わらべ唄に属し、律動感に溢れ、数え唄形式のものが多い。

【例歌】 

手鞠唄 てまりうた

(ひと)ころ二ころ三ごろ四ごろ五ごろ六ごろ七ごろ八ごろ九ごろ十ごろ、十で豆腐屋のお内儀が三つ子を産しやつて、一人の子は木綿屋へやつてモメン〳〵ヨ、まひとりの子は茶屋へやつて茶々々よ、まひとりの子は紙屋へやつて紙半帖もろて、爺御に半枚母に半枚後に半枚遣つて、いろはと書いて左義長へあげて、とんどの道で喧嘩が有てわけ〳〵。

──上方手鞠唄、天保頃流行、『皇都午睡』

[メモ] 手鞠歌のように音拍子を核とする遊戯歌では、数え歌が過半を占めているといってよいだろう。

 古今栢毬歌〔江戸と近郊の雑載〕 ここんてまりうた

     一

(てい)(しよ)(やなぎ)に雀がとまつて〳〵〳〵、おんなきめんなきめんはなかいでおんがなく、一のまを越えよか、二のまをこよか、三のまの月の出しやるまへに、お方をよぼか、刀をよぼか、刀が()いてねらるゝものか、恥づかしや、ござらんかはづかしや、ござらぬ今日はけふ〳〵、大事の大事のおてまりさまを、もみのふくさに包みまはして、金糸(きんし)でしめて、しめた所にいろはを書いて、お手の上から、お手の下までおわたし申した、慥かに〳〵うけとり申した。

     二

〽むかひ祖母(ばば)さま縁から見れば、菊や牡丹や粉団花(てまり)の花や、行けばようきたあがれ茶々のめ、うすべりたばこ、たばこのめとはよういはしやつた、花のお(むす)はなぜ(まま)食べぬ、恋か悪阻か積聚(しやくじゆ)の虫か、むしやござらぬ腹になゝ月子がござる〳〵、てん〳〵其子が男子(をのこ)であらば、寺へやつて手習させて、ばくちうたせてうちまけさせて、寺の縁から、つき落されて、二帖や三帖の鼻紙おとした、そりや誰が拾うた、大阪ばくろ(まち)名左衛門が拾うた、名左衛門よんで来い盃せうぞ、名左衛門うせいでたまめがうせて、たまめ何しようぞ川へながせ〳〵、川へ流して糸くず拾ふて、うんでつむいで手がせにかけて、手まりにまいて一ィ二ゥ三ィよ、丁ど是で百ついた。

     三

〽鶯が〳〵、たま〳〵都へ(のぼ)るとて〳〵、梅の小枝に昼寝して、ひるねの夢はなんと見た〳〵、こちのざしきはせまけれど、むしろ三枚ござ三枚、六枚屏風をひきつめて、ゆうべ呼んだ花嫁御、奥の座敷に直らして、金襴緞子をぬはすれば〳〵、衿とおくびをえつけいで、ほろり〳〵とおなきやるは、なにが悲しうてお泣きやるぞ〳〵、何も悲しはござらぬが、わしが弟の千松が、七つ八つから金山(かなやま)へ、かねがないやら死んだやら、一年待てどもまだ見えず〳〵、二年待ってもまだ見えず、三年三月(みつき)(よる)夜半(よなか)に文が来た、ふみの文章なにとかく〳〵、傾城かはず女郎かはず、あたりの娘に手はさゝず、まめで勤めて居る程に、必ず案じて下さるな〳〵、丁ど是で百。

     四

〽むかふ通りやる熊野道者が、肩にかけたる帷子(かたびら)、かたとすそとは梅の折り枝、なかは御前のそりはし、そりはしのはやるものとて、ちよきりこきり小女房は、どこでうたした、吾妻かい道でうたした、あづまかいどうの、茶やのむすめは、日本てきゝときこえた、一つではちゝをのみそめ、二つではちくびをはなして、三つで手ならひしそめた、四つではしょげい覚えて、五つでは糸をよりそめ、六つで布はたをりそめ、七つでは小袖をしたてゝ、八つで学問しそめて、九つでよめりしそめて、(とを)でとのごとねそめて、十一で玉の様なるわ子をもうけて、せわにそなたをすつとんと。

──手鞠唄、江戸後期作、『巷歌集』

[メモ] 四節について、出典に「吾妻かい道の娘が十一歳にて子をうみたるにはあらず、云々」とあるが、確とした根拠が示されておらず、事実の可能性もある。『藤岡屋日記』などでは八歳の少女が男子を産んだ、との記述が見える。世事や噂話を旺盛に取り入れたがる手毬歌には格好の材料であったろう。

てん〳〵手鞠さん〔茨城県〕 てんてんてまりさん

てん〳〵手鞠さんは、どこへ御座る、本宅女郎衆の帯買ひに、帯もよかろが()もよかろ、しめて見たらば、しな〳〵と、たゝんで見たらばふく〳〵と、納戸(なんど)の出口に置いたらば、姉御に取られてお腹だち、そんなにお腹だ立つならば、銭やの銭でも上げませうか、それでお腹が立つならば、箪笥長持皆上げよ〳〵。(結城郡)

──手鞠唄、近代に採録日本歌謡集成巻十二

 

動物の歌 どうぶつのうた

【例歌】

黄金虫           野口雨情詞

♪黄金虫は 金持ちだ

 金蔵建てた 蔵建てた

 飴屋で水飴 買って来た

♪黄金虫は 金持ちだ

 金蔵建てた 蔵建てた

 子供に水飴 なめさせた

──童謡、大正十二年発表

[メモ] 戦前生まれの高齢者なら、だれでも知っているほどの有名歌である。

 

YOU TUBE

 

アイアイ

赤い鳥小鳥

赤とんぼ

赤鼻のトナカイ

あめふりくまのこ

いぬのおまわりさん

うさぎ

うさぎとかめ

兎のダンス

歌を忘れたカナリヤ

オウマ

お猿のかごや

お玉じゃくし

お山のおさる

かえるの合唱

かたつむり

かなりや

かもめの水兵さん

からすの赤ちゃん

金魚の昼寝

こうま 

こぶたぬきつねこ

雀の学校

ぞうさん

さんとくもの巣

  *原曲はスペイン民謡

ツッピンとびうお

どじょっこふなっこ *原曲は東北地方に伝わる田植唄

とんぼのめがね

七つの子

ねこふんじゃった

ひよこ

虫の楽隊

めえめえ児山羊

めだかの学校

めだかの兄弟

メリーさんの羊

めんこい仔馬

もりのくまさん

山羊さんゆうびん

わらの中のしちめんちょう

 童謡誌『赤い鳥』創刊号(大正七年)

 

童謡 どうよう

〈わらべ唄〉の現代呼称。本書では昭和時代の作に限り〈童謡〉を用いている。

【例歌】

花いちもんめ はないちもんめ  

甲組「ふるさと求めて 花いちもんめ」

乙組「ふるさと求めて 花いちもんめ」

甲組「あの子が欲しい」

乙組「あの子じゃわからん」

甲組「この子が欲しい」

乙組「この子じゃわからん」

甲組「相談しましょ」

乙組「そうしましょ」

甲組「○○ちゃんが欲しい」

乙組「○○ちゃんが欲しい」

甲組「何でゆくの」

乙組「○○でゆくの」

勝ってうれしい 花いちもんめ

負けて悔しい 花いちもんめ

(初めに戻って繰返し)

──童謡、昭和初期成、『日本童謡事典』

[メモ] 「掛け合い」という歌謡様式で構成れている。

 「花いちもんめ」は地方によってはおぞましい人買いの唄とも伝えられている。

YOU TUBE

泥鰌っコ鮒っコ どじようつこふなつこ 

     一

春になれば (すがコ)もとけて

泥鰌っコだの 鮒っコだの

夜があけたと 思うべな

    二

夏になれば 童子(わらし)コおよぎ

泥鰌っコだの 鮒っコだの

鬼っコ来たなと 思うべな

    三

秋になれば 木の葉コ落ちて

泥鰌っコだの 鮒っコだの

舟っコ来たなと 思うべな

    四

冬になれば 氷も張って

泥鰌っコだの 鮒っコだの

天井(てんじよ)コ張ったと 思うべな

──童謡、昭和十一年発表、『日本童謡事典』

[メモ] 方言を用いることでローカル色を

巧みに演出している。

YOU TUBE

むすんでひらいて 

♪一、むすんで ひらいて

手をうって むすんで

またひらいて

手をうって

その手を上に

むすんで ひらいて

手をうって むすんで

 二、むすんで ひらいて

手をうって むすんで

またひらいて

手をうって 

そり手を下に

むすんで ひらいて

手をうって むすんで

──童謡、年代未詳『心に残る日本の歌101選』

[メモ] 「循環歌」「終わりのない歌」などといわれているタイプ。

 

YOU TUBE

 

赤ちゃんのお耳

あさ いちばんはやいのは

アップルパイひとつ

雨降りお月さん

あわてんぼうのうた

一年生になったら

ウンパッ

おなかのへるうた

おはながわらった

おもちゃのマーチ

くつがなる

グッドバイ

ごはんの

さんぽ

船頭さん *歌詞は昭和21年に改作

チューリップ 

 

 

童話歌 どうわう 

【例歌】

大こくさま       石原和三郎作詞

一 おおきな ふくろを、かた に かけ、

  だいこくさま が、きかかる と、

  ここに いなばの、しろうさぎ、

  かわを むかれて、あか はだか。

二 だいこくさま は、あわれ がり 

  「きれいな みずに、み を あらい、

  がま の ほわた に、くるまれ」と、

  よく よく おしえて、やりました。

三 だいこくさま の、いう とおり、

  きれいな みずに、み を あらい、

  がま の ほわた に、くるまれば 

  うさぎ は もと の、しろうさぎ。

四 だいこくさま は、だれ だろう、

  おおくにぬし の、みこと とて、

  くに を ひらきて、よのひとを、

  たすけ なされた、かみさま よ。 

──童謡、明治三十八年発表、『尋常小学唱歌』二ノ中

[メモ] 典型的な物語唄の例である。

 

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牛若丸

うらしまたろう

おおえやま

キンタロウ

さるかに

証城寺の狸ばやし *モデルは千葉県木更津市にある同名の浄土宗寺院

 「イラストレーター絵仕事 界屋のイラスト制作」ブログよりイラストレーター絵仕事

大こくさま

はなさかじじい 

モモタロウ

 

遊戯唄 ゆうぎうた

わらべ唄・童謡のうち、折々の状況にあわせ言葉遊びを楽しむための唄。〈言語遊戯唄〉よりも単純で、言い回しの面白さに重点を置いた作りになっている。

【例歌】

遊戯唄〔福井県〕

雨もざんざ、霰もざんざ、お寺の柿の木ちよい〳〵と(のぼ)れ。(雨の降るとき)

♪石々、起きよ地の下がやけるはよ──起きよ──。(石を拾うとき)(阪井郡)

いつてでつぼだるまたし、いのこにあまざけとつてんぼーのけ。

一箱ねぶろ、二箱ねぶろ重箱ねぶろ。

一艘かづいて舟に乗ろ、二艘かづいて舟に乗ろ──九艘かづいて舟に乗ろ。(福井市)

──わらべ唄、近代に採録、『俚謡集拾遺』

花くどき〔京都府〕 はなくどき

♪一つイナー、さいたは、あれや、何の花。

一つイナーさいたは、一重のはなよ。

二つイナー、さいたは、あれや、何の花。

二つイナーさいたは、藤のはな。

三つイナー、さいたは、あれや、何の花。

三つイナーさいたは、三つばのはなよ。

四つイナー、さいたは、あれや、何の花。

四つイナーさいたは、よめなの花よ。

 五つイナー、さいたは、あれや、何の花。

五つイナーさいたは、いばらの花よ。

六つイナー、さいたは、あれや、何の花。

六つイナーさいたは、むらさきの花。

七つイナー、さいたは、あれや、何の花。

七つイナーさいたは、南天の花。

八つイナー、さいたは、あれや、何の花。

八つイナーさいたは、山吹の花。

九つイナー、さいたは、あれや、何の花。

九つイナーさいたは、こゞめの花よ。

十にイナー、さいたは、あれや、何の花。

十にイナーさいたは、十返りの花。(与謝郡)

──わらべ唄近代に採録日本歌謡集成巻十二

[メモ] 一見単純に見えるが、お手玉・鞠つき・縄跳び・花摘みなど広く応用して遊べる万能唄である。

 

YOU TUBE

 

あの子はたあれ *旧題名は「泣く子はたあれ」

アブラハムの子

あらどこだ

あわてんぼうのサンタクロース

一かけ二かけ

いつちくたつちく *劇団ZERO,かわばたけい

糸をまきまき

いろはに金平糖

海ほおずきの歌

 海ほおずきとは、天日干しした袋状の海藻を舌に載せて鳴らす昔の女児の遊び道具

大きな栗の木の下で

おちゃらかほい

お寺の和尚さん

おなら体操 MV

おはぎがお嫁に行くときは 

おばけなんてないさ

おはなし指さん

おべんとうばこのうた

おもちゃのチャチャチャ

親子どんぶり

お山の大将

かわいい魚屋さん

げんこつやまのたぬきさん

ケンパであそぼう

今年の牡丹 

シャボン玉

ずいずいずっころばし 

せんべいやけた

たいら わらべ唄メドレー

ちゃつぼ

茶摘み

てるてる坊主

電車ごっこ

トトトのうた

みかんの花咲く丘

むすんでひらいて *初見での題名は「見わたせば」

奈良の大仏さん *奈良県のわらべ唄「人当て鬼」、大人も愛唱する

花いちもんめ(類歌)

花嫁人形

早口ことばのうた

ふしぎなポケット

棒が一本あったとさ

マーチング・マーチ

水あそび

八百屋のお店

のごちそう

 

幼年唱歌 ようねんしょうか

【例歌】

YOU TUBE

夕 日         *葛原しげる詞

♪ぎんぎんぎらぎら 夕日が沈む

 ぎんぎんぎらぎら 日が沈む

 まっかっかっか 空の雲

 みんなのお顔も まっかっか

 ぎんぎんぎらぎら 日が沈む

♪ぎんぎんぎらぎら 夕日が沈む

 ぎんぎんぎらぎら 日が沈む

 烏よ お日を追っかけて

 まっかに染まって 舞って来い

 ぎんぎんぎらぎら 日が沈む

──童謡、大正十年「白鳩」

 

YOU TUBE

 

青い眼の人形

赤い靴

赤い帽子白い帽子

紅いリボン

雨傘唐傘

あめふり

かわいいかくれんぼ

木の葉(のお船)

さびしいカシの木

たわらはごろごろ

とても大きな月だから

どんぐりころころ

バスの歌

花のまわりで

パン売りのロバさん

ペケのうた

夕方のお母さん

ゆうきうた

ゆうらんバス 

雪うさぎ *CMソング

 

リズムうた

【例歌】

ペタコ           野口雨情詞

♪ペタコ お母さんに

 白い帽子 もろた。

 ペタコ 白い帽子かぶってる。

 はりゃん りゃか りゃんの

 りゃん りゃん りゃん

 はりゃん りゃか りゃんの

 りゃん りゃん りゃん

♪ペタコ 啼くとき

 白い帽子 ふった。

 ペタコ 白い帽子ふって啼いた。

 はりゃん りゃか りゃんの

 りゃん りゃん りゃん

 はりゃん りゃか りゃんの

 りゃん りゃん りゃん

♪ペタコ 遊ぶにも

 白い帽子 かぶる。

 ペタコ 白い帽子で遊んでる。

 はりゃん りゃか りゃんの

 りゃん りゃん りゃん

 はりゃん りゃか りゃんの

 りゃん りゃん りゃん

──童謡、昭和二年発表

[メモ] 現地でペタコ=白頭吉(ペタコ)という台湾生息の小鳥。

 アイアイアイ        相田裕美詞

♪アイアイ アイアイ

 おさるさんだよ

 アイアイ アイアイ

 みなみのしまの

 アイアイ アイアイ

 しっぽのながい

 アイアイ アイアイ

 おさるさんだよ

♪アイアイ アイアイ

 おさるさんだね

 アイアイ アイアイ

 木のはのおうちの

 アイアイ アイアイ

 おめめのまるい

 アイアイ アイアイ

 おさるさんだね

 

YOU TUBE

 

アルプス一万尺

インディアンがとおる

大きなたいこ 

おなら体操

肩たたき

汽車ポッポ

ゴーゴー・マーチ

サラスポンダ

とけいのうた

トマト 

ねこふんじゃった

ひょうたんぽっくりこ

南の島のハメハメ大王

森の小人 *旧題名は「土人の踊り」、投げ詞「ドンジャラホイ」がエキゾチック

な効果をかもす

森の水車

森のよあけ

 

       

わらべ唄 わらべうた

童謡(どうよう)〉の旧呼称 

 往時に、地方ごと子供の遊びから発生した歌謡。地方色が濃い民謡の落とし子的存在で、近代以降都市部中心に全国的に広まった「童謡」とは分類上一線が画される。

【例歌】

だるま 

♪なげたとて けったとて

 たふれころんで よいものか

 あしが なくても 

 てが ないとても

 ころばぬ じゅつは

 わがこの むねに

 ひとり がてんの おもしろや

♪ひととせや ふたとせに

 これがぬかって よいものか

 九年の 月日

 かんがへ こんで

 さとり ひらいた

 ころばぬ じゅつは口に

 いはれぬ 字にかけぬ

──童謡、写声機平円盤「美音の栞」(第四七八一六号)

おんごく 

さあて〳〵さてよこぼりのうどんやの子が心中したと、まうし母様男は誰や、こちの隣りの米屋の手代、者もよく書く山陽も能する、寄与名男でござりますさ。

わすれたがなは何々をわすれた紅葉がさわすれた空が曇れば思ひ出すさ。

船が出てゆくほかけては知る、茶屋の亭主が出て招くさ。

玉江橋から天王寺が見える、それが不思議な玉江橋さ。

なにかやさしや蛍の虫は、くさの葉陰で火をともすさ。(大阪市)

──里謡、近代に採録、『俚謡集拾遺』

[メモ] 「おんごく」は一般的な意味では遠国、つまり上方から離れた鄙びた地方をさすが、ここでは盆が近づく頃、大坂で童女がうたうわらべ唄をさす。

YOU TUBE

四丁目の犬 よんちようめのいぬ  

野口雨情詞

一丁目の子供

駆け駆け帰れ

 二丁目の子供

   泣き泣き逃げた

 四丁目の犬は

   足長犬だ

 三丁目の角に

   こつち向いていたぞ

──童唄、大正九年発表、『金の船』大正九年四月号

 童謡誌『金の船』創刊号

 

YOU TUBE

 

あぶくたった

あんたがたどこさ  *昭和4012NHK

かごめかごめ *現埼玉県野田地方が発祥とされている

黄金虫

ずいずいずっころばし

茶碗蒸しの歌

通りゃんせ

ひらいたひらいた

ピリカ ピリカ

 

こどものかえうた〔高学年用〕

 

おもしろさ 50

オバカ度  30

エッチ度  20

ちいさな よいこは みないでね

一月一日替え

♪年のはじめの ためしとて

 せっかく着かえた ズロースに

 小便たれて 大さわぎ

 あとの始末は だれがする

[メモ] 東京下町在住だった現代の高齢者に広く知られた替え歌。 

うさぎとかめ替え

♪シモシモメカヨ メカンサヨ

 イカセノチウデ エマオドホ

 ミユアノイロノ ノモハイナ

 ウドテシナンソニ イロノカノ

[メモ] ことば遊びにいう「さかさことば」による綴り替え。

大こくさま替え

♪おおきな チンチンぶらさげて

 大好きさんが きかかると

 ここにいなばの 処女うさぎ

 ズロース ぬがされ あかはだか

♪大好きさんは よろこんで

 大きなにもつを なげすてて

 うらの小川で サオあらい

 よくよく おしえて やりました 

[メモ] ここは割り切って性教育用に、という解釈はいかがであろう。

ぞうさん替え

♪ぞうさん ぞうさん

 おはなが ながいのね

 そうよ ちんちんも

 ながいのよ

[メモ]  ことば遊びにいう「パロディ」による綴り替え。

港替え

♪ドレミっちゃん 耳だれ 目は病眼(やんめ)

 頭の横っちょに はげがある

 よくよく見れば 毛が三本

 見れば見るほど いい頭

春が来た替え はるがきたかえ

♪ノミが来た ノミが来た どこに来た

 腹に来た ヘソに来た ケツに来た

──替歌、明治末に流行、以来戦時中まで続

うさぎとかめ替え>貧乏神の歌

♪モシモシ亀よ亀公よ

 何うしてお前は貧乏なの

 年がら年中働いて 

 お金のたまらぬ筈はない

♪何をノンキな此の間抜け

 汗水流して稼いでも

 夜昼休まず稼いでも

 後から追いつく貧乏神

♪それは魂げた驚いた

 貧乏神とは何んな顔

 ソレソレそこらを自動車で

 ブーブーやってるデブ助だ

♪デブの野郎は自動車で

 西に東に乗りまわし

 働く人のふところを

 搾って廻る貧乏神

♪貧乏神の居る中は

 頭のあがる時はない

 どうだい皆でやっつけろ

 皆でなかよくくらしましょう

──替歌、大正十五年発表も発禁処分に

大こくさま替え

♪おおきな チンチン ぶらさげて

 だい好きさん が きかかる と

 ここに いなばの 処女うさぎ

 ズロース ぬがされ おか はだか

♪だい好きさん は よろこんで

 おおきな にもつを なげすてて

 うらの おがわで サオあらい

 よく よく おしえて やりました

──替歌、明治末から大正に流行

YOU TUBE

牛若丸(原曲) うしわかまる  

一 京の五条の橋の上

大のおとこの弁慶は

長い薙刀(なぎなた)ふりあげて

牛若めがけて切りかかる

 二 牛若丸は飛び退いて

持った扇を投げつけて

来い来い来いと欄干の

上へあがって手を叩く

 三 前やうしろや右左

ここと思えば またあちら

燕のような早業に

鬼の弁慶あやまった

(現代表記に改変)

──学校唱歌、明治四十四年制定、『尋常小学唱歌』一

[メモ] 次の替歌の元唄である。

牛若丸替え うしわかまるかえ

京の五条のオンザブリツジ

グレートマンの弁慶が

ロングなぎなた振りあげて

牛若めがけてカットダウン(カッティング)

牛若丸はジャンプして

持ったおうぎをピッチング

カムカムカムと欄干の

上へあがってハンドたたく

前やバックや右レフト

ゼアと思えばアンドヒア

スワロのようなアクロバットに

グレート弁慶エクスキューズミー

──替歌、昭和十五年頃流行『時代を生きる替歌・考』

[メモ] 挿入英語詞が唄の奇態を十二分に発揮。数ある替歌の中でも異色なこと傑出している。

めんこい仔馬替え

♪越中富山の薬屋さん

 白ボクけずって粉薬

 馬の小便水薬 ソラ

 鼻クソ丸めてマメジンタン

 それを飲むやつアンポンタン

──替歌、戦時中に広く流行

証城寺の狸囃子替え しょうじょうじのたぬきばやしがえ

♪ポ ポ ポパイ

 ポパイのおなら

 セ セ 世界で

 一ばんくさい

 お窓をあければ

 黄色い煙がポッポッポ

──替歌、戦後に広く流

夕日替え ゆうひかえ

♪ぎんぎんぎらぎら夕日が沈む

 ぎんぎんぎらぎら日が沈む

 まっかっかっか サルのけつ

 みんなのおけつもまっかっか

 ぎんぎんぎらぎら日が沈む

──替歌、昭和三十年代に広まる

 

YOU TUBE

 

証城寺の狸囃子替え歌

童謡『桃太郎』アンサーソング

ドラえもんで翼をください

どんぐりころころ替え歌

もしもしかめよの替え歌で

雪だるまつくろう

お母さん、お疲れ様でした!