6 産業(農林業、水産業、商業、交通)

 

ミロ「農園」 1921年、スペイン東部のモンロッチ農園に籠ったミロが制作。ワシントンのナショナル=ギャラリー蔵。

 

60  産業

産業考古学 industrial archeology  602    

 産業史において顕著な遺跡や遺物を対象に、「考古学」の実証的方法を応用し、その成立や動態などを解明する学問である。

物産学                            602            

 明治時代まで使われた用語である。江戸時代に有用な天然産物の応用法を記述解説した日本独自の古典の学。往古の本草学から発展、普及した。明治以来何度か行われた博覧会は、優良物産を市場へ送り出す仲介役を果たした。今日では世界市場を相手に多国間貿易が担い手となっている。

度量衡 metrology             609

 長さ、体積、重さの各単位や量的表現を研究する「理工学」の一分野である。計量単位の国際化は国情無視と反対の声が根強い。

 

60  農業

農学 agriculture              610.1

 農業振興をめざし、農業全般を対象に研究する学問の総称である。農政、農業経営、農作物、農業技術などの課題に取り組む。

農業統計学 agricultural statistics 610.19    

 農業所データを数理的手法で分析処理し評価する学問である。一般に農業の悉皆調査である「農業センサス」に基づいて営農などに役立てる。

農業数学 agricultural mathematics 610.19    

 農業に必要な経営管理法や数理知識を対象とした営農技術を指す。農業生産の効率化には欠かせない学問となっている。

農業経済学 agricultural management 611     

〈営農学〉とも。農業経済について考察する「応用経済学」の一分野である。

農政学 agricultural administration  611.1     

 農業に関する政策や行政のあり方を研究する学問である。これは必ずしも官営とは限らず、協同組合等が主導することもある。

農村医学 medicine in rural districts  611.99

 農村で行われる医学、医療行為についてのあり方を研究する学問である。

農村地理学 agricultural geography (612. 9)     

 農村における地理、風土に関する研究である。「民俗学」と根底で関係している。

農業基礎学 basic agriculture  613   

 農業にかかわる基礎的な学問の総称である。農業経営学、農業経済学、土壌学、農業土木工学、耕作技術などから成る。

産業気象学 industrial meteorology 613 .1    

 生産性および経済性の向上のために生産活動や経済活動と気象との関連性を研究する「応用気象学」の一分科である。

農業気象 agricultural meteorology 613 .1

 農業と気象との関連性を研究する「応用気象学」の一分科である。

二十四節季七十二候展開図 中国伝来の暦法によりきめ細かな季節区分を示す図。農事には欠かせない情報源であった。前206年に泰湖がまとめた『呂氏春秋』より。

農業物理学 agricultural physics 613 .2    

 農業土木技術などに役立てるための「応用物理学」の一分科である。

農芸化学 agricultural chemistry 613 .3  

 農業生産の化学的事象に関する学問の総称である。肥料学、土壌学、細菌学、醸造学、林産化学などの幅広い分野が研究対象になっている。

肥料学 manure                 613 .4

 農業生産性の向上を目的に、肥料の成分、性質、製造法、施肥法などに関し研究する学問である。

土壌学 pedology                613 .5

 農耕地土壌を中心に植物生育に適した土壌を理学的に研究する学問である。

農業地質学 agricultural geology 613 .51                

 農作物との関連性において、農業に適した地質の選定を研究する学問である。「土壌化学」とも深く関連する。

農林地質学 agrforestrial geology (613 .51)                 

 農林業分野で環境因子の決め手となる地質についての評価、研究を行う「応用地質学」の一分野である。

土壌物理学 soil physics     613 .52

 土壌の物理的性質を調べ、改良等に役立てる学問である。

土壌化学 soil chemistry     613 .53

 土壌の有機物による変化や連作劣化など、土壌に生ずる化学的な面での現象を研究する学問である。

土壌形態学 soil morphology  613 .54

 土壌の成因や性質、組成などにより形態上の適性分類体系化および結果の評価を行う学問である。

土壌細菌学 soil bacteriology 613 .56 

 土壌中に存在する微生物について、有用あるいは有害の判定やその増殖あるいは殺菌について研究する学問である。「微生物学」とも深く関連する。

土壌微生物学 soil microorganisms 613 .56 

  土壌の機能強化と作物の生産性を高めるため土壌中に生息する微生物の利用を研究する学問である。「土壌バイオテクノロジー」に関連する。

農業生物学 agricultural biology 613 . 6

 農業と生物とのかかわりや共生に伴う環境的な影響を調べる学問である。対象とする研究範囲は広い。

農業微生物学 agricultural microorganisms  613 .65

 農業生産に関係する微生物を対象に研究する学問。「土壌微生物学」と重複する面が少なくない。

農業植物学 agricultural botany 613 .7 

 農業や耕作環境と植物との関連性を調べる学問である。

農業動物学 agricultural zoology 613 .8 

 農業経営を中心に、その耕作環境と家畜あるいは野生動物との関連性を調べる学問である。

農業昆虫学 agricultural entomology 613 .86 

 農業と昆虫とのかかわりを益虫あるいは害虫の視点で研究する学問である。

農業工学 agricultural engineering 614

〈農業科学〉とも。農業全般にわたる理学面での博物学的研究をいう。

東京農業大学

作物学 agronomy             (615.2)

〈作物栽培学〉とも。耕作地の管理、作物の栽培と改良、取扱いの有効手段等を研究する学問である。

耕種学 farming                615

〈耕作学〉とも。田畑を耕し種苗を育てるための実際的な手法の研究である。

品種生態学 genecology       (615.2)

〈種生態学〉とも。農作物の品種ごとに生理的もしくは生態的形質特性を究明する学問である。

育種学 breeding             615.21

 生物の遺伝子を人工的に操作改変し、より利用価値の大きな新種を作り出すことを「育種」という術語で呼んでいる。〈育種学〉はこうした新品種導入のための農業関連技術を研究する学問である。

作物生態学 crops ecology      615.4 

 ある作物についての生理、生態的な形質特性を究明する学問である。成果はハウス栽培など人工的な育成に反映される。

作物保護学 crops protection  615.8 

 作物を天災や病虫害あるいは獣害などから保護するための技術である。

植物病理学 plant pathology   615.81 

〈植物病学〉とも。植物がかかる病気を研究し治療に役立たせる学問である。

作物病理学 crops pathology   615.81 

〈作物病学〉とも。この語は農作物がかかる病気を予防するための研究である。農林分野では「植物病理学」とほぼ同義である。

農産化学 chemurgy            (619)

 農産物にかかわる化学現象を究明し、役立てたり排除したりする研究である。

 

60  園芸.  造園

園芸植物学 garden plant        623

 園芸ならびに観賞用の植物に関する学問の総称である。特定地域の景観構成にかかわりが深い。

蔬菜園芸学 truck farm          626

  蔬菜の栽培にかかわる園芸技術をいう。「野菜園芸学」とはほぼ同義とみなしてよい。

野菜園芸学 vegetable gardening 626         

 野菜の栽培にかかわる園芸技術(小規模ハウス栽培など)をいう。

造園美学 art of landscaping   629

〈景園学〉〈造園術〉ともいう。自然美を生かした空間的な景観を演出する造園の技術をいう。最近は人間生活と自然との調和をめざす都市公園に取り入れられている。

風致工学 amenity engineering  629.1

  自然がもつ美的価値を発揮させることを目的に、補助的に人工の風致施工を行う技術である。自然の景観に溶け込ませる技術が重要視される。

森林美学 forest beauty       629.1

  森林の天然美を損なわないように人工的な風致施工を加える技術。ドイツが本学の発祥地で、森林に美的付加価値を与えるという考え方による。

 

61  蚕糸業

養蚕学 sericulture           630.1

 繭の生産のために、桑の栽培から養蚕へのすべてを研究する学問である。

蚕糸学 silk manufacturing   630.1       

 繭から採取精製した糸すなわち絹糸の生産を扱う学問。「養蚕学」と重なり合う部分が大きい。

蚕槌『農政全書』巻33の挿画 蚕棚に蚕盤や(はこ)をのせ作業をする人々。出典は中国明代に徐光啓が著した農業の集大成・60巻の書。

蚕業基礎学 basic sericulture   633      

 養蚕学の基礎となる分野の学問。絹糸や桑の知識、蚕の昆虫学、養蚕のための道具、蚕業の歴史などが該当する。

蚕学 natural history of silkworms 633        

 絹糸を得るための蚕の飼育を中心にした技術と知識の総称で、日本のお家芸である。

蚕体解剖学 anatomy of silkworms 633.1         

 蚕の体構造を昆虫学的に調べ、良質な繭や品種改良等を通じ絹糸生産に役立てるための学問である。

蚕体生理学 physiology of silkworms 633.2         

 良質な繭の精製を中心に蚕の生理機能を研究するための学問である。

蚕体遺伝学 genetics of silkworms 633.3         

 蚕の遺伝子情報などを研究し品種改良等に役立てる学問である。

蚕体病理学 pathology of silkworms 633.4         

 蚕がかかる病気を調べ予防と治療に役立てる学問である。

 

栽桑化学 mulberry plantation 633.8       

 養蚕で桑の葉を栽培ならびに摘葉し、生育時期や成分等を調べて、桑の品種改良を図るための学問である。

絹糸化学 silk yarn chemistry 639.1        

 生繭を絹糸に加工するための科学的な技術である。

 

60  畜産業.  獣医学

畜産学 animal husbandry      640.1       

 食肉および乳製品生産のため、畜産技術を軸とした理学分野の周辺学域をさす。基礎畜産学、応用畜産学、飼料生産学、畜産経営学、獣医学などの体系である。

酪農学 dairy farming        640.1       

 乳牛を中心とした酪農経営学の総称である。

酪農学園大学獣医学群(北海道江別市) HPヘッド

獣医学 veterinary            649       

〈家畜病学〉とも。家畜がかかる病気の治療、予防、衛生管理などに関し学理や技術を研究する学問。実地治療も手がける。

比較医学 comparative medicine 649              

 家畜を中心に生物の生理や器官の形態、構造を種別ごとに比較検討し体系化する「形態学」の一分科である。

獣医発生学 veterinary history  649.1              

〈獣医史学〉とも。獣医学の発生ならびにその推移を史実として記述する学問である。

獣医組織学 veterinary histology 649.1         

 獣医学対象の動物生体を解体し、その構造や生理を把握する学問である。

獣医解剖学 veterinary anatomy 649.1         

〈家畜解剖学〉とも。家畜を対象に、発育状況すなわち正常な大きさ、形状、構造等を調べる「獣医学」の一分科である。

獣医生理学 veterinary physiology 649.2         

〈家畜生理学〉とも。獣医学対象の動物生体について、その生理的諸機能を究明する学問である。

獣医生化学 veterinary biochemistry 649.2         

 獣医学対象の動物について、その生命現象を化学的方法により究明する学問である。

獣医薬理学 veterinary pharmacology 649.2         

 獣医学対象の動物について、その生態に化学物質を加えたとき機能に生じる薬力学的変化を調べる学問である。

 

動物病理 animal pathology  649.4        

 罹病動物の組織、器官の形態や機能の変化を調べ、治療のための病変の実態を調べる学問である。

獣医病理学 veterinary pathology 649.4        

〈家畜病理学〉とも。動物病理学のうち獣医学で扱う動物に関する「病理学」である。

獣医免疫学 veterinary immunology 649.4        

「獣医学」で扱う動物について、病原体や毒素に対する生体の抵抗性を調べる学問である。

獣医微生物学 veterinary microbiology  649.4

「獣医学」で扱う動物と体内外の微生物との相互関係を調べる学問である。

獣医寄生虫学 veterinary parasitology 649.4

 家畜に寄生する虫類の形態、分類、生理、生化学、生態などを研究する学問である。

獣医内科学 veterinary physics 649.5         

〈家畜内科学〉とも。家畜の外傷性でない疾患を扱う「獣医学」の一分科である。

獣医診断学 veterinary diagnosis 649.5        

 獣医が家畜を診察し病因を調べる一連の行為を研究する学問である。

獣医外科学 veterinary surgery 649.6        

〈家畜外科学〉とも。家畜が負った外傷を治療するための「獣医学」の一分科である。

獣医歯科学 veterinary dentistry 649.6         

 家畜の歯牙を扱う「獣医学」の一分科である。

獣医装蹄学 shoeing           649.6         

 家畜、主として馬に蹄鉄を装着するための技術をいう。

獣医産科学 veterinary obstetrics 649.7         

 家畜の繁殖ならびに産科を扱う「獣医学」の一分科である。

獣医臨床繁殖学 animal breeding 649.7         

 家畜の円滑な繁殖と繁殖能力を高めるための研究を行う「獣医学」の一分科である。「獣医産科学」と縁辺関係にある。

家畜薬学 animal pharmacy    649.9 

 家畜の健康維持と疾病の予防や治療を目的とした「薬学」の一分科である。

 

60  林業

森林学 dendrology             650  

 〈森林科学〉とも。森林を成り立たせている動植物とその生態、土壌、森林の保護、管理あるいは造林法などについて研究する学問。

林学 forestry                650.1  

 森林の林木についてその生態を調べ、最適な管理法や造林計画を実施するための学問。「森林学」と重なり合う面が大きい。

森林生産学 forest industry   650.1      

〈林産学〉とも。森林資源の確保のために、造林計画を確立して効率よく資源再生産を図るための学問である。

森林経済学 forest economy      651      

 森林経営化にあって、森林資源の計画化や経済効率を向上するための「応用経済学」の一分野である。

林政学 forest policy         651.1      

 森林の諸効用を福利や文化に向けて展開し、国民経済において理想的な森林のあり方を植林政策等に反映させるための学問である。

森林較利学 forest economics  651.8      

 森林を事業として成立させるために、あらゆるプラス要因(資源再生産に伴う利益など)あるいはマイナス要因(天災や自然保護対策費用など)を比較しつつ経済効果を追求するための学問である。「森林経済学」と重なり合う部分が大きい。

造林学 silviculture           653

〈育林学〉とも。人工造林を対称に、その立木技術すなわち立地、鱗木選定、森林化計画などと相互関係等を研究する学問である。

 都行造林管理のしくみ 東京都農林水産振興財団HPより

林地学 forest lands          653.1      

 森林化に適した土地を地勢並びに育成環境などの観点から考究し選定するための学問である。

樹木(じゆぼく) dendrology           653.12      

 大本植物を扱う植物学もしくは「森林学」の一分野である。

森林植物学 forest botany    653.12      

 森林で生育する植物について、森林帯適性や環境要因などを研究する「森林学」の一分野である。

森林年代学 dendrochronology (653.12)     

 樹木の年輪を研究対象とし、春秋材細胞の積層化などにより樹木の年齢等を特定する学問である。

年輪気候学 dendroclimatology  (653.12)    

 樹木の年輪と細胞状態から、成長期始期のものを春材、成長期のものを晩材というように、成長過程での季節や気候を特定する学問である。

森林生態学 forest ecology   653.17

 森林特有の動植物の生態について、環境変化をも含めて観察し研究する学問である。

 

樹芸学 arboriculture         468.8

樹木を鑑賞、利用しつつ人間の生活環境向上に役立てる学問。対象は樹木の植栽、配置、剪定、増殖、保護、管理などの広範囲な分野にわたる。

平岡樹芸センターの紅葉トンネル(札幌市清田区) Annex of TK Sports Shootihgブログより

森林保護学 forest preservation (654)      

 森林をさまざまな分野から守り保護につとめるための学問である。樹病学、森林動物学、森林昆虫学、森林土壌学などから成る。

樹病学 forest pathology      654. 7

〈森林病学〉〈森林病理学〉とも。樹木類の秒長ならびに病状経過を観察し、病原を突き止めて防除を図る「森林保護学」の一分野である。

森林動物学 forest zoology    654.8

 森林に生息する動物を扱う学問。「森林植物学」との相関関係において生態環中の一相として究明される。

森林昆虫学 forest entomology 654.86   

 森林に生息する昆虫を益虫と害虫とに分け、さらに自然生態系の環相についても研究する学問である。

森林経営学 forest management   (655.1)   

〈森林経〉〈営林学〉とも。営林事業を経済的に成立させるためさまざまな管理手法を講じる学問である。

測樹学 forest measuration   655 .2

 樹木と材分について各種の大きさやそれらの成長、変化の過程を研究する学問。年齢、樹高、直径、面積、材積、生長量、平均値などのデータが計測される。

材木生長学 Bestandmertzwachs〔独〕 655 .3  

〈材木価値生長学〉とも。材木価格の変動を念頭において、樹齢と材積との生長による価格の変動を研究する学問である。

森林工学 forest engineering    656

 森林に関するあらゆる技術や基礎学問を総括して扱う学問である。森林の規模、気象、生物相関、造林計画、資源化、土壌、病理、環境保護など、きわめて多岐にわたる。

砂防工学 erosion control engineering  656 .5

  森林と周辺の土砂や石礫の生産移動を抑制、予防し、災害の軽減や防止に結びつけるための「土木工学」の一分科である。 

木材学 wood engineering        657

 建築や家具などの材料としての木材を合理的に研究し、実用面に役立てめための学問である。なお「木材」とは、樹木の生長に応じて形成層により内部へと形成していく部分をいう。

森林利用学 forest utilization (657)       

 森林木材を伐採、集材、運搬するため木材の生産工程を管理する学問である。

木材理学 wood physics        657.2

〈木材物理学〉とも。木材の物理的性質、たとえば耐久性、吸水性、硬度、熱伝導性などを分析しデータを定性化あるいは定量化する学問である。

木材化学 wood chemistry      658.3

 木材の化学的性質、たとえばガス化、腐朽化、変色化、加水分解化、アセチル化などの程度を分析しデータを定性化する学問である。

 

森林化学 forest chemistry    657.3

 森林と化学的諸現象との相関関係を究明する学問である。土壌の脆弱化、森林火災後の復元力、病虫害と化学薬品の功罪など、課題は数多くある。

 

60  水産業

水産学 fisheries science     660.1 

〈水産科学〉〈水産利用学〉、狭義には〈漁業学〉とも。水産関連の動植物資源の利用ならびに、これにかかわる諸事象や問題点を総合的に扱う科学である。

水産経済学 fisheries economics 661   

 水産物生産がもたらす経済効果を資源確保の観点などでマクロに捕らえるための学問である。

水産基礎学 basic fishery      663

 水産学のうち基礎分野に相当する学域。水産生物とその種類、水産業の現況、水産経済学、水産資源の確保などの研究を行う。

水産物理学 fishery physics   663.3

〈水産土木学〉とも。漁業の生産基地である漁村、漁場、漁港等の計画、設計、整備などと、これらに伴う「水理学」や土木工学的技法とを研究する学問である。

水産化 fishery chemistry  663.4

 たとえば調味化成品や水産化成肥料などのように、水産物を化学処理によって有用物質に加工する分野を研究する学問である。 

水産生物学 fisheries biology 663.6

 水産生物について産地、生産量ね生態、資源総量などを調査研究する学問である。

水産資源学 fisheries resources  (663.6)    

 水産動植物など水中生活体を貴重資源として扱い研究する学問である。

佃島の白魚漁 かつて隅田川の河口では白魚が大量に獲れた。水が格段にきれいだった証拠。今日では昔日の面影はない。『江戸名所図会』より。

水産微生物学 fisheries microbiology 663.65

 水中プランクトンなど、水産に関連する微生物の実態を調査解明する学問である。

浮遊生物学 planktobenthos   663.68

 底生で浮遊生活する水中生物、たとえば深海クラゲや底生プランクトンなどを扱う「水産学」の一分野である。

水産植物学 fisheries botany  663.7

 コンブ・ワカメなどに代表される水産植物を扱う「水産学」の一分野である。

水産動物学 fisheries zoology 663.8

 魚類、貝類、クジラなど水産動物を扱う゜水産学むの一分野であるる。

魚病学 ichthyologic disease 663.9

 魚類がかかる病気を研究する学問。寄生虫やウイルスに関係する伝染力の高いものが研究課題の中心である。

魚類学 ichthyology          (664.6)

 海洋資源としての魚類の生理や生態などを含め魚類を総合的に研究する生物学の一分野である。

水産製造学 fishery processing (667)         

  漁獲を含めた水産物の総称だが、主として水産加工の技術を指す。

養殖学 thermmatology         (667)

〈水産養殖学〉〈水産増殖学〉とも。河海において魚介、海藻などを人工的に飼養し繁殖させるための技術。海水養殖、淡水養殖、汽水養殖に分けられる。

水産加工化学 fisheries chemistry 667.1

〈水産化学〉とも。水産域ならびに水産物とその関連性等を化学的な面から研究する学問。たとえば赤潮の発生に伴うプランクトンや魚類との環関係などである。

 

60  商業

商学 commercial science      670.1

〈商業学〉〈商業経済学〉とも。財貨が生産者から消費者や使用者へと中間業者を経て移動する過程を研究する学問である。狭義には商店経営の近代化そのものを研究する学問である。

商業数学 commercial mathematics 670.19

 商業や貿易に必要な数理、数学を研究する「応用数学」の一分野である。

商業語学 commercial mathematics 670. 9

 商業文や商業英語など商用に使う「語学」の総称である。

商業地理学 commercial geography (672.9)       

 商品の製造や交換、国内外での流通規模などを地理学的に研究する学問である。

商品学 study of merchandise  675.1

 商品の種類、特性、使用目的、効用および適切な販売方法などを研究する学問である。

商品広告学 commercial advertising 670.1

販売促進の手段として商品を中心とした広告の効果的な手法を研究する学問である。広告面の表現技術と並んで説得技法が課題となる。

進化する広告 珍品カタログ案内広告 Citroen Cars Ltdのカタログより

 

60  運輸.  通信

交通経済学 transportation economics  (681)

 交通(陸運、海運、航空)の経済とその仕組や効用などについて研究する「経済学」および「社会学」の一分科である。分野での仕組みはますます高度化、複雑化している。

「書状ヲ出ス人ノ心得」(部分) 明治4(1871)31日から東京・京都・大阪の3都で郵便制度が発足。この案内チラシは郵便で手紙を送るときの方法を説明したもの。明治4124日発行。