あなたの人物観、史観が変わる

 

 

 

日本史人物 迷言毒舌集成

 

荻生待也編著

 

日本の歴史上人物が口にした迷言・妄言・毒舌を鋭い批判精神でぶった斬る。古代から平成の現代まで280項目を選定、あなたの人物観や史観を変えるかもしれません。

 

 

 

日本史人物 迷言毒舌集成 プラウザ上の仕様

 

題名●日本史人物 迷言毒舌集成

 

副題●あなたの人物観・史観が変わる

 

著者●荻生待也

 

製作者●おぎぶん工房

 

作品番号●おぎぶんe-book14

 

製作年月●20175月 更新

 

カテゴリー●歴史>日本史人物評論

 

収載記事数●287 

 

構成●はじめに→前書き→目録→本文(時系列) 1件ごとに画像を挿入

 

本文の基本設定●A4判横書き、MSゴ明朝体10.5(見出し12) 20字×36行×2段/1ページ

 

電子仕様●原稿はWINDOWS 7によるデジタル化

 

ボリューム●約280ページ、18.5MB

 

 

はじめに

 

 

 

奥床しい王朝文学で名高い平安女流作家が、張り合う才媛を日記の中で口汚くののしる。

 

一杯機嫌のバサラ大名が、天子に面と向かって「犬」呼ばわりし身を滅ぼす。

 

花鳥風月を名句に残した老俳人が、昨夜は妻と何回致したと几帳面にメモを残す。

 

万札の肖像にまでなった人物が、一皮むけば海外アジア人への極度の排他論者という正体を現す。

 

迷った衆生を教導すべき僧侶が、邪魔な奴等は殺してしまえと自衛隊員に檄を飛ばす。

 

──以上、みな本コンテンツに収載してある。また、方言や失言について、ある一年を断片的に省見てみよう。

 

昔日となるが、昭和六十三年は、実に失言や妄言の当たり年となった。年末に「失言症候群」という流行語まで作られ、記憶に残っている読者も多いかと思う。同年だけ拾ってみても二月六日、衆議院予算委員会で自民党の浜田幸一議員は、共産党の宮本議長を「殺人者」と言ってのけた。二月二十七日、サントリーの佐治社長が「熊襲発言」をして東北の人たちを怒らせた。四月二十二日、靖国神社参拝をめぐり奥野国土庁長官が記者会見席上で「鄧小平氏の言動に日本中が振り回されている」と問題発言。この人、五月九日には「東京裁判は勝者が敗者に加えた懲罰」と、わかったようなわからないことを吐いてもいる。五月二十三日、よど号ハイジャック犯の一人柴田泰弘は、逮捕後の公判人定尋問のさい「職業は革命家」と珍答に及んだ。ほかにまだまだ続くがきりがない。

 

こうした失言症候群を見るにつけ、人間は迷言を吐く習い性に汚染されていると思う。この習癖はいまに限ったことでなく、情報伝達手段が未発達だった昔は、口をすべらせても広がる前に立ち消えてしまうケースが多かっただけの話である。

 

人の心には魔人が同居していて、時にはとんでもないことを言わせ、書かせている。狭い意味で「殺し文句」そのものでもある。

 

人生なんて金太郎飴に似ているように思えてならない。人は時々刻々、似て非なのだ。

 

ある切口によって人柄がズンと変る。幅の広い人物ほど、その振幅が極端に顕れやすい。そのため史実を通じて定着しかけたご立派な人物像が、ひょんなことから崩壊してしまいイメージダウンにつながっている。

 

これら偉いさんのはずの人物が発した、びっくりするような迷言や毒舌を丹念に集めてみた。

 

 

 

歴史上の有名人物に関しては、史家や伝記作家の言語操作によって、かなりの部分がプラス志向のゆがめられた人物像に仕立てられている。伝記だの歴史書だのを読むにつけ、ご立派過ぎる虚像が目につくのだ。

 

鐘紡のオーナー経営者であった武藤山治(18671934)は自伝『私の身の上話』の中で「失敗を書かなければ伝記としてつまらない」と述べているが、鋭い指摘である。伝記作家らのアンフェアな創作に疑念を抱き、照魔鏡をきちんと当てて汚濁の部分を引き出し、本来の人物像に迫ろうというのが本書の主眼である。

 

 

 

迷言といっても多彩である。次ページに一覧したように、主題とジャンルを細分化することで、百人百様ぶりが網羅しえたと思う。

 

本コンテンツの性質上、また成り行き上、世に言う「不適切語」(差別語・不快語・卑俗語など)も随所に用いてある。掲出の引用文はもちろんのこと、荻生の執筆部分でも遠慮なく使っている。

 

内容の配列はほぼ発言または執筆の経過順とした。時期を特定できないものも少なからずあるが、これらはおよその推定で組み込んである。時期の表示は年号を用いてあるので、必要に応じ、年号対応西暦一覧等を参照されたい。

 

 

 

最後に、荻生自身は、いかなる政治色にも染まっていないノンポリ派である。もっとも夕方には左寄りになるが。信仰はご先祖だけ大切に扱う程度で、どの宗教宗派にも属さない無信心者だ。また、文壇とは縁のない在野一匹狼の物書きである。公正な視点に立てるという意味で、『日本史人物迷言 毒舌集成』をまとめる適任と自負している。

 

 

迷言・毒舌 発生のタイプ

 

悪態 悪たれ 悪評 言い掛かり 逸聞 嫌味 隠語 恨み言 売り言葉 怨言 艶聞 御愛想 お上手 落ち おどけ おべんちゃら お目玉 陰口 神懸り 空世辞 軽口 甘言 玩弄辞 鬼哭 偽説 擬態 奇聞 擬文 嘘言 虚説 空言 空文 苦言 国言葉 廓言葉 激語 衒辞 巧言 高言 荒唐無稽 酷評 叱言 胡麻すり 殺し文句 差し出口 戯言 讒言 自己宣伝 自嘲 借辞 社交辞令 醜聞 呪文 冗言 冗談 痴れ言 捨て台詞 贅言 世間口 世辞 絶唱 造言 大喝 駄洒落 戯言 啖呵 茶化し 茶利 嘲笑 痴話 珍聞 追従 デマ 毒舌 遁辞 泣き言 難癖 ナンセンス 憎まれ口 二枚舌 根無し言 馬鹿話 罵言 はったり 早口 パロデイ 飛語 独り善がり 筆誅 皮肉 冷やかし 風刺 浮説 文飾 蔑詞 へつらい 減らず口 放言  暴言 ほめ殺し 法螺 慢言 漫談 見立て 無駄口 迷言 妄言 物言い 野次 野暮口 揶揄 夢物語 与太 世迷い言 流言 猟奇譚 猥談 笑い草 悪口 

 

 

 

迷言・毒舌 発生の分野

 

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